2024年、不動産市況 2023年12月18〜26日、J-REITは大きな下落がありました。 年末の利食い売りと言うには程遠い価格水準(NFJ-REITで1950円近辺)でしたし。年末に益出ししてしまうと税金が高い層も多いことから、節税の売りは年初に出やすいとも思います。 米国REITは利上げ打ち止め感と利下げ期待で、短期の底打ち反転をしたと見ていました。 因みに米プロロジスを例にとると、2023年10月26日で底を付けた形になっています。 国内での要因としてREIT型投信のうち毎月分配型など、 新しい少額投資非課税制度(NISA)の対象から除外されていることが影響したようです。 多いもので年間約417億円の資金流入のある投信もあります。大きな需給要因だったと言えます。 それに加え日銀の異次元緩和、ETF買い支えの出口戦略についても話題の多かった2023年でした。 REIT指数に連動した野村ETFの月足を見ても、コロナ前の高値を抜けず。2021年7月の高値から右肩下がりのトレンドが2年半も続いています。そろそろかなとも見ていますが。 売られ過ぎた際、利回り5%超え水準になったものもあったので買いました。 しかし4月に春闘賃上げを確認でき、マイナス金利の解除へ踏み切るなどの変化があればJ-REITには少し逆風かもしれません。 米国REITは金利が高くとも、米国の成長率や経済の強さが基盤になっています。日本は少し前提条件が変わってくるので、長期トレンドの転換が確認できるまで安値で買って吹いたら一部売るを繰り返すのが吉かと思います。 今年もJ-REIT、TOPIX、プライム市場の良い銘柄に投資しつつ。年後半に向けて米国株と米国債の買タイミングを図りたいと思います。