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日本電信電話NTT株価が下落する理由

信用買い残、倍率よりも金利上昇 NTTはRSIで見ると過熱感が上昇しているのに、上値が重く日足は並んでしまっています。倍率も下がって来たとは言え31.38と高く、23.6%くらいの調整があっても信用買が上値を抑える展開は続くか確認したいところです。 2007-2009年NTTは50%程の大きな調整がありました。それと同等の調整なら24年高値192.9→96.45に。その前に23.6%の調整で売り圧弱まるか倍率下がるかに注視したいと思います。中々安心して買える局面が来ないのが残念です。 ここ1年半で155円割れは2ヶ月以上3ヶ月未満程あったので慎重に見ています。またここ2年でNTTが150円割れたのは、米リセッションリスクが高まった時でした。24年5月下旬のベージュブックがまだら模様だったことも気がかりな点です。 当初は155-158円で買えたらラッキーと見ていましたが売り圧力が弱まらず手控え、152円を挟んで日足が並んだ今も様子見しています。 配当利回りで見たら買っていい水準です。しかしながら大して動かないと思われていた日本の金利が上昇してしまったことを懸念しています。借金の多い会社は今後しばらく、日本の金利の上昇が株価の上値を押さえる展開が続きそうです。 信用期日明け頃まで様子を見て、上昇トレンドへ転換する頃に買って行きたいです。その頃には株価も多少の金利上昇を容認できるフェーズになってるといいなと思います。 借金の多い企業ランキング300社

ヤクルトの株価が下落する理由

 ヤクルトは23年5月の高値から、わずか2ヶ月で23.6%調整するも、そのまま下落を続けています。 月足でチャートを見ると高値から50%程度の調整も想定の範囲ですが、直近の例2018-2020年で見ると調整局にコロナショックが重なったなど特殊要因もあります。 今回まだ大きなショックがない中で下げ止まらないのは、日証金の増加やそれに含まれないファンド等の証券会社を介して大株主等から株式を借りる等、一般信用や制度信用の枠組み以外での貸借概要を見る必要があると思います。 日本株が全体的に上値が重いのは日本の金利上昇もあるとは思いますが、ヤクルトに関しては先に触れた要因の方が大きいと思われます。 日証協 から株券等貸借取引状況を少し見やすくメモしました。 ヤクルト5/17報告分、5/23発表 有担保、(無担保) 新規貸付成約高    数量4,807,249  前週比▲4,348,747  (98,976 ▲589,800) 金額14,602  前週比▲13,506 (306 ▲1,815) 新規借入成約高(自己) 数量925,461 前週比506,299 (1,700 1,700) 金額2,861 前週比1,566 (5 5) 新規借入成約高(転貸) 数量2,385,183 前週比1,226,692 (72,126 53,201) 金額7,266 前週比3,702 (219 160) 残高の方は有担保の借入残高(転貸)が大きく減っている印象でした。 次回以降も確認しつつトレンドの転換を待ちたいところです。 因みに24/1/1〜1/31の自社株買いは45億円程度で取得平均3241.45円、24/3/1〜3/19の自社株買いは72億程度で取得平均3203円となります。(適時開示参照) 23/5月の高値から▲38.2%程度で自社株買いしていることになりますね。ここより下は長期保有であれば損する価格ではないのかなと思います。 次は5/14迄の自社株買いの結果が出ると思うので、合わせて確認したいところです。