台湾、米国の半導体株
EVは言うまでもなく、メタバース空間の実装に向けても沢山の半導体が必要になります。楽天証券の今中能夫さんも、『半導体は不足は直ぐに解消される見込みはなく、ブームは2025年まで続くだろう』と予測されています。半導体がないと国が機能しない。生活に必要な機能だけではなく、船や空母など安全保障上でも必要なものになります。米国が中国に台湾有事を牽制するのは、半導体の技術面での理由もあると思います。
その上でMetaの巨額な投資や、Microsoftもメタバースに意欲的で、米ゲーム会社のアクティビジョン・ブリザードを8兆円ほどで買収したことも話題になりました。メタバースは仮想通貨ブームと似ていると感じます。昔、セカンドライフというメタバースの先駆けのようなものが出たことがあります。ゲーム内でデータを売買できたり仮想世界としてクオリティの高いものでしたが、当時は早すぎた革命と言う声が多数でした。メタバースはセカンドライフの進化版とも見て取れると感じます。格差が広がるほど、人の夢や希望は計り知れない力をもつと思います。だからこそ発展と成長、可能性を感じる分野でもあります。何よりMetaはGoogleに引けを取らない、独自で畑違いの顧客情報を膨大にストックしているのも見込みがある点です。業績相場で半導体株のブームは何度も来ると思うので、中長期で着目しています。
しかし利上げやバランスシートの圧縮が悪材料な事はもちろん、ハイテク株はショートされていることもあり逆張りはしていません。底値で買って高く売りたいけれど、底がどこか分からないからです。決算とマネジメントが変わっていないものは、買いという判断も長期なら正解だと思うのですが。ただ塩漬けが極度に嫌いなので。自分のリスク許容度に見合った投資を心がけています。
確実にプラスのリターンを得られるもの、利上げとインフレに強く、価格転嫁できる企業が集まった投資信託やETFを選んで順張りしています。景気は四季の移り変わりに似ていて、資金も衣替えするように、旬のセクターへ移すことが資産防衛であり資産形成であると思います。しかしSOXLは今25ドルと割安なので、吹いたら売る短期売買をしたくなるのも人のサガですよね。
金融引き締めが終わり、金融緩和に転じる局面(2年先くらい?)には、NVIDIAもアーム関連費用がなくなり高い増収増益が予想されています。(独禁法で買収中止になった)その頃またトレンドフォローという形で半導体株にお世話になりたいと思います。半導体が足りないと言いつつも、半年後には余っているということも過去にはあったそうですから。製造業は在庫との関連も難しいところだなと。
仮想通貨のマイニングにもNVIDIAの半導体が使用される為、メタバースや仮想通貨が更に注目される局面と重なればいいなと思っています。
【インフレ、利上げ時もプラスの運用益】
参照元↓
1月時TSMC決算
